時計遺伝子には、Clock (クロック)、B-mall (ビー・マル)、 Per (ピリオド)1、Per2、Cry (クリプトクロム)1、Cry2 の6種類があります。これらには、それぞれの役割があるのですが、このうちの「ビー・マル」と「ピリオド」の遺伝子をノックアウトした(壊した)マウスに放射線を当てると発ガンして早く死に、逆にその二つの遺伝子を増やすとガンが小さくなるという研究結果が、2年ほど前の論文で発表されました。もちろんガンになる原因は他にもいろいろありますが、時計遺伝子も関係していること、少なくともその原因のひとつが、生体リズムの乱れにあることは確かなようです。
最近の研究では、生体リズムの乱れがメタボリックシンドロームの原因になることも明らかにされました。時計遺伝子「クロック」に異常があるマウスは、そうでないマウスに比べて、血液中の中性脂肪値とコレステロール値が高くなるのです。また、特に時計遺伝子「ピリオド」がうまくはたらかないと起こる不眠は、肥満やコレステロール値の上昇、糖尿病の一歩手前の耐糖能異常といった、メタボリックシンドロームと同じような状態を引き起こします。こうした新しい発見が毎年、発表されています。これからも、様々なことが生体リズムと関係していることが明らかにされるだろうと思います。
このメラトニンは人間が持つホルモンと同じ成分でできている為、従来の睡眠薬で問題視されてきた副作用や依存性は一切なく、安全性が高く、しかもごく自然に熟睡状態に導き、翌日は快適な目覚めと共に一日が始められます。このメラトニンは体内時計に作用し、人間の生体リズムを整えます